阪神 パスポート盗難のゴメス“救済”へ 担当者を現地派遣

[ 2015年1月31日 05:30 ]

宿舎に到着し花束を受けとる和田監督(中央)

 阪神が、パスポートを盗難されて来日が遅れているマウロ・ゴメス内野手(30)に対して渉外担当者を緊急サポートに向かわせることが30日、決まった。31日に担当者がドミニカ共和国へ出発すると、高野栄一球団本部長が明かした。

 「まだパスポートはおりていません。(就労用は)普通のものとは違うので。時間がかかっている。担当者をドミニカへ行かせます。備えとして行っておけば何らかのサポートができる。球団として管理、監督するということです」

 ゴメスの周辺が、慌ただしくなってきた。本来なら28日朝に日本へ到着予定だったが、現地時間26日朝に車上荒らしに遭遇。パスポートを保管していたカバンを盗まれてしまった。

 すぐさま再発行申請の手続きを行ったものの、この日も進展はなし。すでにキャンプインからの合流は絶望的だったが、同本部長は「できたら来週(2日以降)には」と日程がずれ込むことも予想され、見かねた球団が現地への担当者派遣を急きょ決定した。

 対応に苦慮する球団と同じように、和田監督の表情もさえなかった。

 「故障じゃないので心配はしていないけどね。ただ、去年も遅れて来日して取り戻そうとして故障をした。去年はたまたまうまくいったけど、(キャンプで)やるべきことはしっかりやってもらわないと」

 本来なら15日に予定される紅白戦には出場させたいところだが、それも現時点では不透明。ゴメスも被害者ではあるとはいえ、騒動に巻き込まれている球団スタッフがあまりにふびんだ。

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2015年1月31日のニュース