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阪神ドラ3江越140メートル弾!「バレンティンの日本人版」の声も

[ 2015年1月31日 09:32 ]

江越は左翼後方のネットを越える特大弾を放つ

 阪神は30日、2月1日から春季キャンプを張る沖縄・宜野座で行っていた合同自主トレを打ち上げた。最終日に最も目立ったのはドラフト3位・江越大賀外野手(21=駒大)だ。2度目のフリー打撃で49スイングし、柵越え9本。推定飛距離140メートルの特大弾も放ち、幾多のスラッガーを目にしてきたベテランの渡辺伸彦打撃投手を「バレンティンの日本人版」と驚がくさせた。

 衝撃音と同時に、グラウンドから感嘆の声が上がる。左翼後方に設置された防球ネットがまったく意味をなさない大飛球がはるか彼方へ飛んでいった。“打たせた”渡辺打撃投手が、スタンドで取材中の報道陣に「場外弾だよ! ゴメス級、って書いといて!」とリクエストするほど。43スイングで、2連発を含む計9本のアーチをかけた打ち上げ日を、江越も充実の表情で振り返った。

 「打撃も守備もいい感覚が戻りつつある。このままキャンプに入りたい。昨日(29日)梅野さんに“球にバットが当たる瞬間にヘッドを返せ”と教わった。ムダな力が入っていないので、打球に力が伝わっている」

 淡々と述べる背番号25と対照的に、興奮さめやらぬ様子だったのが渡辺打撃投手だ。ゴメス級のパワー?との問いに対して「というより、バレンティンの日本人版だね」と、比較対象をシーズン60本塁打のプロ野球記録を持つヤクルトの主砲にチェンジ。「しっかり軸回転で打てているし、バットが体の近くを通っている。いい打ち方をしているよ。足と肩がいいのは聞いていたけど、打撃もいいね」と評した。現役時代に阪神、オリックス、横浜(現DeNA)と渡り歩き、02年から現職にある大ベテラン。あまたの大砲を目にしてきた48歳を、江越はひと振りでトリコにした。

 「軸回転もそうですが、左のカベをしっかりつくることを意識している。前に突っ込まないように。自分の中でフルスイングは持ち味なので、実戦になっても当てにいかないようにする」

 売りを消すつもりはない。もしそれで結果が出なければ、また練習すればいい。いい意味での開き直りが、江越の肩の力を抜き、放物線の量産につながっている。「一つ一つ丁寧にやっていきます。まだまだフリー打撃だし、実戦になれば変わってくる。何とか実戦につなげたい」。目標に掲げる福留も沖縄入りした。大和、伊藤隼、同い年の中谷ら、ライバルは数多くいるが、負けるつもりはさらさらない。

 「初めてのキャンプですし、持ち味をアピールする。やってやろう!という気持ちです」

 この日のフリー打撃、右、左投手の両ケージともラストスイングはアーチだった。見事な“一本締め”で最終調整を完了した背番号25。本領を発揮する球春が、まもなく訪れる。

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