今宮“壁ドン”打法で3割挑戦 元同僚ペーニャ弾道イメージ

[ 2015年1月29日 10:30 ]

貧打返上を誓う今宮

 壁ドン打法だ――。福岡市の西戸崎室内練習場で自主トレを行っているソフトバンク・今宮健太内野手(23)が28日、昨季打率・240の貧打返上を誓った。手打ちを直し、下半身を使ったスイングを目指し、バットの長さを33・5インチ(85・09センチ)から34インチ(86・36センチ)へ変更。「フェンスを直撃するライナーを打つ」をテーマに掲げ、前オリックスのウィリー・モー・ペーニャ外野手(33)の放つ弾道をイメージした15年型フォームで打率3割に挑む。

 今宮が選んだのは1メートル71、75キロという小柄な肉体とは反比例する大柄な「相棒」だった。昨季よりも1・27センチ長くしただけだが、操るのは簡単なことではない。あえて「振りにくく」したのには作戦があった。

 「下半身を使わないといけない。長くすれば手だけでは振れない。ペーニャの打球が理想です。打球の質は変わった」

 イメージするのはかつてのチームメートの弾道だ。「(ペーニャの打撃練習の際)ショートを守ってたら(打球が)速すぎてグラブが取れた。本塁打はゼロでいい。フェンスに当たるようなライナーを打ちたい」と今宮。理想は外野フェンスに直撃する「壁ドン」の打球だ。強烈なライナーは「野手も取りにくい」という自らの経験から、打率3割到達へイメージをふくらませている。

 バットが長くなれば相手バッテリーからは内角攻めの標的になるが、そこにも秘策はある。「詰まることを怖がらない。詰まっても外野の前へ持っていくようにする」。昨季までは内角の球を体の回転で引っ張っていたが、考え方を逆転させる。自主トレの師匠・内川のように詰まらせたまま、反対方向へ運ぶ技術の習得にも取り組んでいる。詰まった時の痛みを抑えるべく、ブルペン捕手が使う親指用のプロテクターをつけ、しばらくは打席に入る考えだ。

 13、14年と2年連続でゴールデングラブ賞を受賞し、主に2番打者として2年連続62犠打の球団記録も打ち立てた。その一方で昨季は打率・240と課題は明確。2月1日から始まる宮崎キャンプでは工藤監督から「強化指定選手」にも指名された。背番号2は「自分がいいと思ったところまでやりますよ。体調に合わせ、追い込んでいきたい」と貧打の過去との決別を宣言した。

 昨季パ・リーグ最高のチーム打率・280を誇った打線の中で、今宮がプロ入り初の打率3割を達成すれば、球史に残る強力打線が誕生する。

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