バレ復縁 既に夫人と生活 球団は“家庭円満”大爆発期待

[ 2015年1月27日 05:30 ]

ヤクルトのバレンティン

 ヤクルトは26日、昨年2月に米フロリダ州で妻への軽微な接触と不法侵入の罪で検察当局から起訴されていたウラディミール・バレンティン外野手(30)について、起訴とカーラ夫人(33)からの離婚訴訟が昨年9月にともに取り下げられたと発表した。

 奥村政之編成部国際担当次長によると、25日にバレンティンの弁護士および代理人から報告を受け「事実を確認し、本人も間違いないということでした」と説明した。しかも、既にカーラ夫人とは復縁し、現在はマイアミの自宅で一緒に生活しているという。バレンティンは球団を通じて「多大なご迷惑とご心配をお掛けして申し訳ありません。一日も早く家族と訪日してチームに合流できるように準備しております」とコメントした。

 球団は和解を受け、バレンティンにペナルティーを科さないことを決めた。衣笠剛球団社長兼オーナー代行は「家庭が不安では持てる力が十二分に出せないのが通例。復縁して力を発揮してくれれば」と語った。13年にはプロ野球新記録となる60本塁打を記録した主砲。昨年は31本塁打で来日から4年連続の本塁打王を逃したが、キング返り咲きが期待される。昨年10月に左アキレス腱の手術を受け、現在はリハビリ中。ランニングを始めたばかりで、奥村次長は「3月に入ってからの来日になると思う。リハビリの経過を見ながら詳細を詰めていく」と話した。

 ≪バレ離婚危機経過≫

 ▼14年1月13日 バレンティンがカーラ夫人を監禁、暴行して逮捕されていたことが明らかに。離婚協議中で別居しているフロリダ州の夫人宅を訪問した際、入室を断られたため窓から侵入。逃げる夫人の腕をつかみ寝室の鍵をかけて監禁したとの容疑だった。

 ▼同16日 マイアミ市の裁判所に出廷し、5万ドル(約525万円)の保釈金を支払い夫人への接触制限を条件に保釈される。

 ▼同17日 マイアミ市内のホテルで会見。「全ては私の過ち」と謝罪。

 ▼同24日 逃亡のおそれがないとして、マイアミ市の裁判所で日本への渡航を認められる。

 ▼同28日 来日。「日本に帰ってこれらてうれしい」

 ▼同29日 都内の球団事務所で会見。「今の自分にできることは皆さんに謝罪することだけ」と深々と頭を下げる。

 ▼2月12日 夫人への軽微な接触と不法侵入の罪で起訴される。 (日付は日本時間)

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2015年1月27日のニュース