陽川 特大弾で“西岡級”テーマ曲 強からプレゼントの約束

[ 2015年1月26日 05:30 ]

ノックを受ける陽川

 阪神・陽川尚将内野手(23)が25日、阪神ホームゲームでの西岡の登場曲「スーパースター」を手がける歌手・強(つよし)から熱烈なエールを受けた。強は陽川の大阪都島ボーイズの先輩にあたり、今季、甲子園でドでかいアーチを掲げた暁には、“西岡級”のオリジナル登場曲を作詞作曲し、プレゼントすることも約束。今成、新井らとのし烈な三塁争いに挑む若武者にとって、これ以上ないモチベーションとなる。

 「同じ地域の小さな少年野球チームで育った2人が、今もこうやってつながれることは素直にうれしいです。西岡選手の“スーパースター”がそうだったように、思わずペンが走り出すような活躍、成績を残してくれる日を楽しみにしています」

 年明け早々の1月3日、陽川は強相手にノックを受け、フリー打撃も行っている。その後は一緒に記念撮影。今後の活躍をお互い心から誓い合った関係だ。強自身も平安(京都、現龍谷大平安)で甲子園に出場した経験を持ち、現在も西岡、中田、西川(日本ハム)らと親交が深い。プロの荒波でもまれる選手たちの情熱や葛藤、苦労を理解し、心に響く歌詞を書き上げる姿は各方面から絶大な信頼を得ている。

 この日、大阪天満宮で「福玉まき」に参加した陽川も、先輩からのゲキを胸に、1軍に生き残ることを宣言した。「打撃が持ち味なので、そこを見てもらいたい。体のケアをしながら、一日一日を大事にしていきたいですね」。虎党の大歓声だけでなく、先輩の歌声にも後押しされながら背番号55が右打席に向かう―。夢だけで終わらせないために、「人生初」の沖縄の地で、汗と泥にまみれる1カ月を送る。

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