栗山監督 三原さん墓前に誓い…大谷の飛躍、攻めて日本一

[ 2015年1月26日 05:30 ]

故・三原脩氏の墓前で手を合わせる日本ハム・栗山監督

 日本ハム・栗山監督が、東京都内で名将・三原脩氏の墓参りをし、二刀流・大谷の飛躍とともに日本一へ誓いを立てた。三原氏の墓前に参るのは今年で4度目。昨季、2桁勝利&2桁本塁打の大谷について「大谷のことは三原さんも喜んでくれてると思う」と話し、だからこそ二刀流3年目にさらなる進化を求めた。

 先入観を持たない選手起用、采配で近鉄監督時代の68年にルーキー永淵を二刀流で起用した名将に倣い、栗山監督もさまざまな意見がある中で二刀流を貫かせ、結果を残させた。ただ、大谷の二刀流は道半ば。いつか「よく育てたな」と言ってもらえるときまで進化させ続ける。「投手で20勝、打者で3割20本」。常に高い目標を設定して成長を促し、同時にチームが勝つため「攻めだるま」になる覚悟も固めた。

 監督4年目。経験を積むほど、確率を求める傾向が強まるが「勝ちきるために今年は攻め続けます」と墓前に誓った。西鉄時代の三原氏は、2番に強打の豊田(現スポニチ本紙評論家)を起用。初回無死一塁からでもバントで送らなかった。大谷を飛躍させ、攻めて日本一。栗山監督の心はすでにシーズンインしていた。

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