キヨシ監督 筒香を主将に抜てき「人生変われるタイミング」

[ 2015年1月26日 05:30 ]

新潟で熱血トークを展開した中畑監督

 DeNAの中畑監督が、南場智子新オーナーのお膝元、新潟市で行われたトークショーで、すでに今季の4番固定を明言している23歳の筒香を新キャプテンに指名したことを明らかにした。

 「少し早いかもしれないけど、肩書がついた上で結果を出したときには倍以上の充実感がある。3割、30本、100打点。この数字をクリアしたら球界を代表する選手になる。中田(日本ハム)の上に行くと思う」

 12年の監督就任時から大きな期待をかけてきた左のスラッガー。故障や打撃フォームをめぐる試行錯誤を繰り返してきたが、昨季ようやく初の大台となる打率・300とともに22本塁打、77打点をマークして「未完の大器」を卒業した。

 これを受けて中畑監督は昨季終了後、3年間キャプテンを務めてきた石川に「おまえにとって来年は勝負の年。死にもの狂いで二塁を獲りにいけ」と話すと同時に筒香への「C」マーク禅譲を提案。了承を得た上で12月初旬、最初はちゅうちょしていた本人を「オレがおまえに求めるチャンスは今年しかないかもしれない。思い切ってやってみろ」と口説き落とした。副キャプテンには山崎をつける。

 「負担かけると思うけど、人生変われるタイミングってあるじゃない。去年は侍ジャパンに選ばれたし、旬の選手にオレもチームも乗っかりたいのよ。彼の残す数字がそのまま優勝に直結すると思う」

 進退の懸かる「集大成の年」を23歳の若きリーダーに託した4年目の指揮官。その「導」は吉と出るか、それとも…。新キャプテンは「集中したいので…」と練習を公開することなく自主トレに励んでいる。 

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