龍谷大平安のライアン春連覇狙う!県岐阜商・高橋に対抗心

[ 2015年1月24日 05:30 ]

3年連続39回目の出場が決まり、エース・高橋を中心に盛り上がる龍谷大平安ナイン

 第87回選抜高校野球大会(3月21日から12日間、甲子園)の出場32校を決める選考委員会が23日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社であり、昨夏の甲子園大会を制し1983年春の池田(徳島)以来となる夏春連覇を狙う大阪桐蔭は2年ぶり7度目の出場を決めた。龍谷大平安(京都)も3年連続39度目の出場を決めPL学園以来の春2連覇を狙う。組み合わせ抽選会は3月13日に行われる。

 「剛の高橋」だけに、スポットライトを独占させない。昨年の覇者、龍谷大平安にも届いた春の吉報。エース高橋が強い決意を言葉に乗せた。

 「春連覇、(甲子園の)春夏通算100勝を僕たちで達成します」

 強気な言葉を口にしながら、投球では「柔」への転換を模索する。右足を高く上げる「ライアン投法」が示すように、春夏出場した昨年の甲子園でも三振奪取にこだわりがあった。転機は昨秋の近畿大会準々決勝・北大津戦。力任せに投げ込んだ初球を狙い打ちされ、序盤に4点を失った。打線の奮起で逆転勝利を収めたものの、原田英彦監督の叱責に投手としての分岐点を知る。

 「もっと後ろを信頼して投げんか」

 MAX142キロの左腕が一皮むけた瞬間だった。直後からチェンジアップ、スプリットの取得に着手。カーブ、スライダーに縦の変化球を加えることで、投球の幅を広げ、打たせて取る意識を高めるのが狙いだ。

 押すだけでなく、引くことも覚えたサウスポー。ただ、指揮官の評価はどこまでも厳しい。「全然ダメ。まだ自覚がない」。チームに対してつけた採点も、また辛い。「守備に不安があるし、昨年の戦力が10なら、今年は3くらい」。PL学園(81、82年)以来の春連覇に向け、体重68キロの細腕に奮起が求められる。

 右と左の違いはあっても、大会屈指の右腕である県岐阜商・高橋に対する思いは強い。「ライバルとして負けたくない。いつか対戦できれば…」。歴代2位の春夏通算96勝。4勝を加え決勝の舞台に立った時、中京大中京に続く金字塔に手が届く。好敵手との同姓対決を夢見ながら、高橋は聖地でむく牙を研ぐ。

 ≪過去2校≫選抜大会覇者が翌年も出場するのは、龍谷大平安でのべ37校目。2年連続で選抜を制したのは、29、30年の第一神港商、81、82年のPL学園のみ。

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