イチロー マーリンズと1年契約で合意 身体検査経て正式契約へ

[ 2015年1月24日 03:20 ]

マーリンズとの1年契約に合意したイチロー

 ヤンキースからFAとなっていたイチロー外野手(41)が、マーリンズとの契約に合意したと米複数メディアが報じた。

 Foxスポーツによると、1年推定200万ドル(約2億3500万円)、契約延長のオプションなどは含まれていない模様。AP通信社によれば、今後メディカル・チェックを受けてから来週にも正式契約となる見込み。

 イチローは2001年にオリックスからポスティングシステムでマリナーズに移籍。12年シーズン中にヤンキースに移籍したが、ナショナル・リーグのチームに所属するのは初めてとなる。

 マーリンズは米スポーツ史上最高額の13年総額3億2500万ドル(約380億2500万円)で契約延長した25歳のスタントンが右翼に。左翼にはゴールドグラブ賞の23歳イエリチ、中堅は24歳のオズナと外野のレギュラーは埋まっている。だが、いずれも若く経験不足な点は否めない。加えてメジャー40人枠で外野手登録なのはその3人だけ。プラド、モースら外野を守れる内野手もいるが、経験豊富で計算できる「第4の外野手」が必要な状況。その1番手として白羽の矢を立てたのがイチローだった。

 メジャー通算3000安打に残り156本と迫るイチローは新たにジョン・ボッグス氏と代理人契約を結んだ。レギュラーを希望して交渉しているが、初めて移籍先が決まらないまま年を越したが、これで金字塔に向けての準備が整った。

 ▼マイアミ・マーリンズ 球団拡張により1993年に創設。97、03年にワールドシリーズに進出し、いずれも世界一に輝いた。12年にフロリダ・マーリンズから現名称に変更。本拠もマイアミのダウンタウンにある「マーリンズ・パーク」(収容人員3万7000人)に移転した。昨季は77勝85敗でナ・リーグ東地区4位。かつてゲーリー・シェフィールド、ミゲル・カブレラらが所属。レッズとともに、過去に日本人選手が所属していない球団の一つ。

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2015年1月24日のニュース