京大くん背筋王!球団新人投手歴代1位…1軍キャンプ前進

[ 2015年1月21日 05:30 ]

体力測定を行うロッテ・田中

 体力も「オール5」だ。ロッテのドラフト2位・田中英祐投手(22=京大)が20日、都内のスポーツ施設での体力測定を行い、驚異的な背筋力を披露した。はじき出された数値は測定を開始した11年以降の新人投手の中でトップ。昨季の新人王の石川を大きく上回った。知力、体力ともにトップレベルの大物ルーキーは2月1日から始まる春季キャンプ(沖縄・石垣島)での1軍スタートに向けて一歩前進した。

 一番驚いたのは1メートル80、75キロの田中だった。国立スポーツ科学センターの協力のもと、球団が独自の検査基準によって算出した背筋力の数値は、475ニュートンメートル(Nm)。419Nmだった昨年の石川(新人王)を大きく上回り、計測を開始した11年以降で投手では1位となった。

 球団によると、各種競技のトップ選手の平均値は389Nmという。「特別に背筋を鍛えてきたつもりはない。小学5年まで器械体操をしていたので、そのおかげかもしれない。いずれにしてもいい数値が出たことはうれしい」と田中は笑みをこぼした。

 幼少の頃は器械体操で五輪出場を嘱望されていたこともあり、その身体能力は常人離れしている。重さ3キロのボールを背面で投げる測定では16メートル台後半をマーク。この数字は昨季限りで現役を引退したG・G・佐藤の17メートル台後半とほぼ同等で、ホームランバッターに匹敵する背筋力の持ち主であることも判明した。

 「背筋は投げる時に意識する場所。投げる練習をしてきた中でついたものかもしれない」と振り返るように、背筋は投球において欠かせない筋肉だ。この結果に首脳陣も驚きの声を上げた。落合1軍投手コーチは「疲れてくると背中が丸まりやすいが、背筋が強いと、フォームが安定する。チームメートだった川上憲伸も背筋が凄かった」。楠1軍トレーニングコーチも「この数値は抜けている。背筋力がある選手は速い球を投げる、遠くへ投げる力があるということ。全身をうまく使えている証拠だ」と絶賛した。

 11日に行われた持久力とスピードを試すポール間走やシャトルランなどでも、トップ成績でクリア。頭脳、スタミナ、スピード、そしてパワー――。「オール5」の秀才右腕の肉体は、無限の可能性を秘めている。 

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