メジャー帰りの“先輩”石井氏「そのまま2桁勝てるか、というと違う」

[ 2015年1月17日 08:07 ]

日本ハム・陽(右)とともに自主トレを行う広島・黒田

 2006年にメッツから5年ぶりに古巣・ヤクルトに復帰し、同年に11勝を挙げたスポニチ本紙評論家の石井一久氏は「黒田君も言っている通り、メジャーで2桁勝っている投手がそのままの投球をすれば、日本でも2桁勝てるかというと、それは違うと思う」と話した。

 ボールの違いについては「日本からメジャーに行く時と比べれば、すぐにアジャストできる。縫い目が低くなるので変化球は微調整が必要だが…」と振り返り、それよりも打者への攻め方が全く違ってくると指摘する。カウントの取り方がその一つで、「メジャーの場合は初球から積極的に振ってくるので、例えば、ファウルになるような場所にツーシームを投げたりするが、日本の打者はそこまでアグレッシブではない」。配球をよく考えて打席に入る日本の打者を打ち取るには、球数を多く使わないといけない、ともした。

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2015年1月17日のニュース