素材は“Aロッド級”オリ・ドラ2宗 二塁手飛び越えようとした逸話も

[ 2015年1月17日 10:24 ]

ノックを受ける宗

 オリックス・ドラフト2位の宗佑磨内野手(18)の左手には「ジョパタ」と呼ばれるブレスレットが光っていた。中学3年の冬に、母のミカさんとガーナ旅行をした際、呪術師からプレゼントされたものだといい、「これをつけてから、いいことが増えた。高校の公式戦でヒットが出なかったのは2度だけなんです」と笑顔で明かした。

 父がギニア人で、母が日本人のハーフ。「アフリカ系」の血を引くだけあって、立ち幅跳びで校内トップの2メートル70を記録するなど、天性のバネを持つ左打ちの遊撃手。横浜隼人・水谷哲也監督は「けん制で挟まれたとき、タッチに来た二塁手を跳び越えようとしたことがある」との逸話を披露する。

 オリックス・加藤康幸編成部長は「背中を触っただけで、素晴らしい広背筋だと分かった。もっと体ができれば、Aロッドみたいになれる」とまで断言。2年春の神奈川県大会では、桐光学園3年だった松井裕(楽天)から2安打した。50メートル走は5秒8と走攻守に卓越したセンスを誇る。高校生ながら、いきなり背番号6を与えられたのも期待の大きさだ。

 「イチローさんがいたオリックスに上位で指名していただいて光栄です」。くしくも、そのイチローを慕う川崎宗則(ブルージェイズからFA)とプレースタイルが似ていることから高校時代に「ハマのムネリン」との異名を取ったのも何かの縁か。

 前記のガーナ旅行でギニア人の父のルーツを身近に感じることもできたという。「子供の頃は肌の色のことを言われることが多かった。でも、ガーナに行って、小さいことだと思った。今は何とも思わない」。褐色の弾丸となって、日本球界を席巻する日もそう遠くはない。

 ◆宗 佑磨(むね・ゆうま)1996年(平8)6月7日、東京都武蔵野市生まれの18歳。小学3年から「お茶の水スリーアローズ」で野球を始め、神奈川県鎌倉市立玉縄中では軟式野球部に所属。横浜隼人では1年秋からベンチ入り。高校通算26本塁打。母・ミカさん(51)は整体師、セラピストとして活躍。1メートル81、75キロ。右投げ左打ち。

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