ヤクルト・ドラ5中元 カープ男子から「鯉敵」へ…狙う開幕1軍

[ 2015年1月16日 10:45 ]

合同自主トレで汗を流す中元

 生まれてから26年間を広島県で過ごした。ヤクルト・ドラフト5位の中元は物心ついたときからの「カープ男子」だ。大野豊氏(スポニチ本紙評論家)のユニホームに身をまとい、球場へ足を運んでは声援を送った。ようやくたどり着いたプロの世界。開幕1軍を果たせば、開幕戦の舞台はマツダスタジアムでの広島戦だ。「応援してくれている人もたくさんいる。1軍にいないと広島で投げることはできないし、やはり最初から投げたい」と目を輝かせた。

 伯和ビクトリーズではホテルマンを経験。ベッドメーキング、窓ふき、厨房(ちゅうぼう)での調理もこなす。「キュウリの乱切りが得意です。速くて均等」と意外な特技も持つ。午前8時から仕事、午後から練習の日々は、家に帰れば深夜0時を過ぎた。過酷な日々もプロテイン摂取、ウエートトレーニングなどで63キロだった体重は、社会人生活4年間で71キロに。「シーズンをケガなくやりきれるように、最低あと5キロ大きくしたい」とさらに強い体づくりに励む。

 田中(ヤンキース)、前田健(広島)らと同じ88年生まれ。「意識していないと言えばウソになるが、彼らはちょっと凄すぎるので…」と謙遜するが、対戦を待ちわびるのが広島六大学リーグで対戦を重ねた柳田(ソフトバンク)だ。かつての好敵手はソフトバンクで日本一に輝き、侍ジャパンにも選出された。「当時から化けものでしたよ」と笑いながら「大学の時とどう変わっているのか楽しみ」と真剣なまなざしを向けた。

 桃子夫人(26)、長男・颯真(そうま)くん(3)と「別居」し、戸田寮に入寮した。思い描くのは、颯真くんとともに上がるお立ち台。一家の大黒柱が、重圧を力に変える。 

 ◆中元 勇作(なかもと・ゆうさく)1988年(昭63)12月12日、広島県生まれの26歳。小学1年から「竹西ジュニアクラブ」で野球を始める。竹原中軟式野球部では中堅手。竹原高2年秋に投手転向。近大工学部では4年秋にMVPとベストナインを獲得した。伯和ビクトリーズを経て、ドラフト5位でヤクルトに入団。趣味は釣りと子守。1メートル78、73キロ。左投げ左打ち。

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