呉昇桓 球児との“合体”熱望、沖縄で新旧守護神合同トレも

[ 2015年1月15日 08:46 ]

阪神の呉昇桓

 阪神の呉昇桓(オスンファン)投手(32)が14日、沖縄で自主トレを行っているレンジャーズ・藤川球児投手(34)との“合体”を熱望した。年末からグアムで自主トレを行っている石仏は、キャンプイン数日前に沖縄入りする予定で、猛虎の新旧背番号22が南国で初対面を果たす可能性が浮上した。

 「(藤川と顔を合わせれば)会話の中で自分が気になることがあったら聞くと思うし、藤川さんも聞くと思う。お互いの会話の中で(参考になって)覚える部分はあると思うのでね」

 「フジカワ」の名を耳にすると即座に反応した。これまで、面識はなかったものの、藤川が長らく務めた猛虎の守護神を自身が引き継ぎ、同じ背番号22を背負っているだけに“縁”を感じずにはいられない。

 藤川は阪神時代の後輩である筒井、鶴、玉置らと宜野座球場で自主トレ中。キャンプ地に先乗りしてトレーニングを行う予定の呉昇桓が同球場で汗を流せば、顔を合わせることになる。「一緒に(練習)できたら、絶対に自分のためになる。自分にとって悪いことはない」と合同自主トレに発展することも願った。

 藤川はこの期間中、サウナが完備されていることを理由に、阪神キャンプ中のチーム宿舎でもある残波岬ロイヤルホテルに宿泊している。これを知った呉昇桓は「私もサウナは大好き」とニッコリ。“サウナトーク”も計画の中に入った。

 重い「石直球」を投じる呉昇桓と、打者の手元で浮き上がり、分かっていても打てないと称された「火の玉」を操る藤川が守護神談義に花を咲かせ、互いの技術向上につながれば-。日韓屈指のクローザーが起こす“化学反応”は計り知れないものとなる。

 今オフは、ハードなウエートトレーニングで体重増に成功し球威、球速のアップした「超石直球」の習得に取り組む石仏にとっても、同じストレートを武器とする投手と貴重な意見交換の場となるに違いない。球児との“共闘”でさらなる進化を遂げ、完全無欠の抑え投手となる。

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2015年1月15日のニュース