オリドラ3 入寮も動物飼育禁止に発奮 活躍して「動物園つくる」

[ 2015年1月12日 08:20 ]

入寮し特技のバルーンアートを披露するドラフト3位・佐野

 オリックスの新人合同自主トレが11日、神戸市内の室内練習場で始まり、全9選手が参加した。ドラフト3位の佐野皓大投手(18=大分)は、前日に入寮したばかりだが、早くも退寮後の夢プランを披露。動物好きなため「動物園をつくります」と息巻いた。

 実は佐野は大分県の実家で「うさぎ、鳥、熱帯魚、ウーパールーパー」など多数の動物を飼育していたという。管理も自分で行い「悩んだけど、お小遣いで1万円のインコを買った」というほど動物好き。入寮時に山口スカウトから「寮では飼えない」と指摘されたため、泣く泣く実家に置いてきたが、動物に囲まれる生活が恋しいようだ。

 いざ、入寮すると「癒やしがないですね。(入寮時に披露した特技の)バルーン・アートでは(癒やしは)無理!」と苦笑い。前夜は「広すぎて、寝付けなかった」と新生活に戸惑ったという。高卒入団の選手は、基本的には5年間は退寮できないが、1軍での活躍次第では例外もあり得る。「目標は1軍で通用する体をつくって、早く1勝したい」。“動物園構想”はかなり先の話になるが、モチベーションとして奮い立たせるには十分だ。

 この日から始まった合同自主トレでは、基本的な体幹メニューなどを約4時間、じっくりと消化した。「ここまで追い込むとは思わなかったので疲れた」と、プロのレベルに驚いていたが、休んでいる暇はなさそうだ。

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