黒田 あるぞ8年ぶり開幕投手!緒方監督“逆転指名”示唆

[ 2015年1月7日 05:30 ]

2012年ミス・インターンナショナル世界大会優勝の吉松育美さん(左)から花束をうける緒方監督

 広島の緒方孝市監督(46)が6日、8年ぶりに古巣復帰を決めた黒田博樹投手(39)と24年ぶりのリーグ制覇を誓い合った。この日、国際電話で直接会話したという指揮官。「優勝するぞ」と声を掛け、調整は一任する意向を伝えた。注目の3・27開幕投手については、前田健が第一候補としながらも、黒田の仕上がり次第では逆転指名する可能性に言及した。

 20分間に及ぶその国際電話は日本時間の6日、米国時間の1月5日に掛かってきた。8年ぶりに背負う背番号「15」にちなんだ、黒田らしい新年のあいさつ。「会話するのは、一昨年12月に共通の知人の結婚式で会って以来」という緒方監督がその一端を明かす。

 「本人の、今年に懸ける意気込みが伝わってきた。だからオレも“クロが帰ってきたし、監督1年目だけど優勝するぞ”と声を掛けたよ」

 悲願のVを誓い合ったシーン。指揮官の言葉からは、黒田への全幅の信頼がヒシヒシと伝わる。「若手の手本。いるだけで空気を変えてくれる。投手陣の精神的な柱になる」。メジャーの巨額オファーを蹴った右腕の、日本球界復帰1年目を実りあるものに…という配慮も同時に見えた。

 「実績ある投手に言うつもりはないよ。今までの調整法でやってもらっていいと伝えた」

 予定では、2月中旬の沖縄2次キャンプから合流。昨季まで3年間在籍したヤンキースは温暖なフロリダでキャンプを張るが、日本は3月のオープン戦中も肌寒く、ボール自体が変わる。加えて2月で40歳。こうした変化は当然、配慮の対象になる。その上で緒方監督は開幕投手に言及した。

 「マエケンが第1候補なのは間違いない。ただクロが元気で、いい調整をしてくれているようなら、投手コーチから名前が挙がってくるだろう」

 13年ぶりの地元開幕となる3月27日、ヤクルト戦。指揮官は「1年通して働ける調整をしてもらう。登板が4月にズレ込んでも仕方ない」とし、黒田に過度の重圧をかけない方針だが、仕上がり次第では07年以来の大役指名もありそうだ。

 この日は佐賀県鳥栖市のホテルで開かれた「監督就任祝賀会」に出席。壇上で故郷の関係者やファンにV宣言した指揮官は、黒田という過去最強の戦力補強を受け、あらためて1年目に懸ける意気込みを口にする。

 「クロが帰ってくるからではなく、監督に就任した時から重圧はかかっている。何て言うんだろう。クロが帰り、あらためて意欲が沸いてくる」

 悲願の頂点へ。緒方監督の目が輝いていた。

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