宮西 偉業達成「狙いにいく」史上2人目200ホールドあと32

[ 2015年1月7日 05:30 ]

キャッチボールする宮西

 日本ハム・宮西が兵庫県尼崎市内の母校・市尼崎で自主トレを公開した。巨人・山口に次ぐ史上2人目の通算200ホールドまであと32の左腕は「ホールドを挙げるということはチームの勝ちに貢献するということ。チームを代表して数字は狙いにいく」と今季中の偉業達成を誓った。

 昨年は右打者に対して被打率・207と抑え込んだ一方で、左打者に同・309と打ち込まれたが「左打者の内角にシンカーを投げきる。その割合も増やす」と対策は練っている。シンカーは、一昨年から主に右打者に投げてきたが、左打者の内角に投げたのはシーズンに1、2球程度。踏み込んで打たれることが多かっただけに、今後左打者にも内角へのシンカーを意識させることで投球の幅を広げるつもりだ。

 昨季終盤に疲労骨折した左すねも順調に回復。年が明けてマウンドから捕手を立たせて投げ始めているが「下半身をケガしたから例年よりは調整を遅くしたい」と慎重だ。下半身をかばうことで肩や肘に負担がこないような調整を進め、万全の状態で開幕を目指す。

 昨季取得した国内FA権を行使せず残留を決め、新主将にも就任した。入団から7年連続50試合以上登板し、自身が持つパ・リーグ記録も更新中だが「それは目標ではなく最低ライン。そのくらい登板して当たり前」。覚悟を決めたタフネス左腕が今年もチームの屋台骨を支える。

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