ソフトB柳田 トリプルスリーに追い風 “高い壁”低く

[ 2014年12月27日 08:24 ]

ソフトバンクの柳田

 不動の中堅手となったソフトバンク・柳田は、日米野球でも全5試合に先発し大会MVP。そんな成長株が開幕前から公言していたのが打率3割、30本塁打、30盗塁を同時に達成する「トリプルスリー」。02年西武の松井稼(現楽天)を最後に12年間も現れていない難しい記録だが、高い壁となっているのが30本塁打だ。

 03年以降、今季の柳田のように3割、15本塁打、15盗塁をクリアした選手は8人で16度。ともに4度も名を連ねる糸井は今季の19本塁打、日本球界に復帰した中島は04年(3割未達成)の27本塁打が自己最多と苦戦している。

 ただ、柳田にとっての“高い壁”は低くなりそう。今オフに予定されているヤフオクドームの改修計画によると、左中間と右中間の膨らみを削り、高さ5・8メートルのフェンスを4・2メートルに低くするという。

 さらに、全144試合で先発出場した今季、1番は終盤の6試合のみ。毎試合1番で打席数が増えれば、単純に本塁打の可能性も増える。

 松井稼は27歳シーズンの02年に初めて30本塁打をクリアし、快記録につなげた。来年、27歳を迎える柳田が、球団史上初の達成者となっても不思議ではない。

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2014年12月27日のニュース