メジャーか残留か…阪神 鳥谷返答期限は1月中旬リミットを通達

[ 2014年12月27日 06:24 ]

海外FA権を行使した鳥谷

 リミットは1月中旬! 阪神・高野栄一球団本部長(51)が26日、海外フリーエージェント(FA)権を行使してメジャー各球団と交渉中の鳥谷敬内野手(33)に対して、去就決断リミットを1月中旬に設定し、本人に通達したことを明かした。

 「(期限は)1月中旬くらい。ウチは(以前から)“できるだけ早く、できれば年内に”という話をしてきた。2月に入るわけにはいかないし、1月後半というわけにもいかない。せっついて、ということではないが、大局に立って、1月中旬くらいということです」

 球団仕事納めとなったこの日、編成トップは西宮市内の球団事務所で報道陣に対応。25日に鳥谷本人と電話でコンタクトを取り、「“返事は年内は待ってほしい”ということでした」と本人の意向により、交渉が越年する経緯を説明した。その上で「口頭になりますが、“(1月)中旬くらいにはな”ということは言いました」と、メジャー移籍か阪神残留かの返答期限を本人に通達したことも明言した。

 阪神はシーズン終盤から高野本部長が交渉担当となり、下交渉を開始。海外FA宣言後も一貫して慰留に努めてきた。日本一を勝ち取るために欠かすことのできない戦力だからこそ、来季のチーム編成を整えるギリギリの時期まで待ちの姿勢を貫く構えだ。

 「誠意は伝わっていると思います。我々がずっと言い続けていることは、鳥谷君を中心としてチーム編成しているということ」。果報は寝て待つ―しかない。

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2014年12月27日のニュース