ソフトB柳田 大満足5800万円増一発サイン 1億円大台は持ち越し

[ 2014年12月26日 05:30 ]

契約を更改し来季の目標「トリプルスリー」と書かれた巨大クラッカーを手に笑顔の柳田

 ハッピー過ぎるクリスマス更改だ。ソフトバンクの柳田がヤフオクドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、5800万円アップの年俸9000万円で一発サインした。

 交渉は約90分間に及んだが、満足のいく金額に笑いは止まらない。交渉の中身を問われた柳田は間髪置かずに「お金の話です」と答え、周囲を爆笑の渦に巻き込んだ。プロ4年目の今季は初めて全試合に出場し打率・317、15本塁打、70打点。全てで自己最高の数字を残し、オールスター、日米野球でもMVPに輝き、大ブレークした。来季からは侍ジャパンの小久保監督が現役時代につけていた「9」を背負うこともあり、「背番号9のおかげで9000万円にいきました」とおどけた。

 1億円には届かなかったが、それは来年の発奮材料とする。「球団からは本塁打を増やしてトリプルスリー(3割30発30盗塁)を達成してほしいと言われました」。その期待は十分すぎるほど感じている。「本塁打を増やすためにバットの軌道をちょっと修正したいですね」。小久保監督から指摘された「手首の返し方」を意識することで、30発に挑戦する。

 年明けの自主トレは、今年も一緒だったオリックス・糸井らと行う予定。さらに今宮の兄・年男さん(33)が住職を務める大分・一心寺での寒行にも、2年連続で挑戦する。工藤新監督のもと「また一からレギュラーを獲りにいく」と、自信満々に決意表明した。

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