オリ金子 年明けから米国で極秘リハビリ ロスなどが候補地

[ 2014年12月26日 06:10 ]

オリックスの金子

 オリックスから国内フリーエージェント宣言し24日に残留を表明した金子千尋投手(31)が、年明けから海外での自主トレを検討していることが25日、分かった。11月末に手術を受けた右肘のリハビリを本格化するためのプランで、球団関係者に「1月早々にも出発する」と伝えていた。

 最近2年間のオフはハワイで、阪神・福留や陸上選手ら他業種のスポーツ選手も含めた大所帯での合同トレーニングに参加していたが、今回は別行動を決めた。リハビリがメーンとなるため、施設の整ったロサンゼルスなどを候補地としており、米国本土で極秘リハビリする方向だという。

 テーマは「沢村賞ボディー」の下地づくり。金子は森脇監督からすでに来季の開幕投手に指名されているが「そこばかり目指して、シーズンの中盤、後半に投げられなくなったら迷惑をかける。1年間、トータルで戦える体をつくる」と、リハビリと並行してじっくりと体力強化を図る構え。今季16勝5敗、防御率1・98で最多勝と最優秀防御率のタイトルを獲得し沢村賞を受賞した体に仕上げる決意で渡米する。

 この日は神戸市内の室内練習場でリハビリを行い、今後については「分からない」とだけ答えたが、球団施設での練習はこの日で打ち上げ予定。若干の休養期間を経て、新年から本格始動するもよう。前日の残留会見で「チームの優勝のために何が一番貢献できるか、一日一日を大事にやりたい」と話していた。復帰へ綿密な計画を練っている。

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2014年12月26日のニュース