西岡 いい感じ!右肘手術後初のキャッチボール&ティー打撃

[ 2014年12月24日 05:30 ]

阪神の西岡

 阪神・西岡剛内野手(30)が23日、甲子園球場の室内練習場で先月11日の右肘手術後初めてキャッチボールとティー打撃に取り組んだ。投球では20メートルの距離で20球を投げ、打撃では左右両方で15球ずつを打ち、順調な回復具合を確認した。

 球団施設を使ったリハビリは年内最後だった。右肘クリーニング手術から約1カ月半。術後当初に立てた計画通り年内の投球および打撃解禁に至った。「(本格的には)投げてないですよ…」とはぐらかした西岡に代わって権田トレーナーが室内での様子を明かした。

 投球再開に際しては事前に右肘の可動域回復を確認し、柔らかい球を使った動作確認も済ませていた。硬球を握ること自体が術後初。数球を試投した後に距離を20メートルまで伸ばして20球を投げた。同トレーナーは「7割くらいの力。球の回転はよかったし、肘には痛みも違和感も出なかった」と説明。「もう少し(距離を伸ばすために)下がりたい」という本人の意志をトレーナー見解で制止するほど好感触だったという。

 打撃も既にスイングは事前に解禁済み。計15球ずつだったティー打撃では左右とも最後のスイングを「9割の力」(同トレーナー)で振り切ったという。1月7日からは日本ハム・中田翔らと合同自主トレを予定。時間やスイング数に一定の制限はあっても自主トレ仲間に混じって打撃練習をできる段階まで来た。

 年末年始はチューブトレやストレッチなどの課題を“宿題”として持ち帰り、年明け後に球団トレーナーの再チェックを受けてから1・7へ向かう。先行している打撃に対して送球はまだリハビリ途上で、「1月中に内野の定位置から一塁までの距離を9~10割で送球できること」(同トレーナー)を次の回復段階としてみすえた。

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