新井最軽量ボディーで腰負担軽減だ「今は93、94キロ」

[ 2014年12月22日 05:30 ]

ファンクラブのクリスマスパーティーで引き締まった体を披露する新井良

 阪神の新井良が、今季痛めた腰の負担軽減のために取り組み始めた減量の進ちょく状況を明かした。

 「今は(体重)93、4キロです。トレーニングと食事制限もしている。炭水化物を抜いたりとか。目いっぱい(食べるの)ではなく腹六分ぐらい」

 今季は今成との三塁併用で開幕を迎え、打力への期待が大きかったが、8月に腰痛が出て戦線離脱。出場は、100試合を超えた過去2年を大きく下回る78試合にとどまった。発症から約4カ月が経過したいまも、リハビリの途上にある。

 肉体改造という明確な課題を持って過ごすオフシーズン。完全復活を目指し、トレーニングと並行して食事制限にも取り組んだ。13年は体重102キロ、14年は97キロでキャンプイン。結果として今季に故障が出た苦い経験をもとに、来春はグッと絞った90キロ台前半でキャンプインする覚悟だ。

 「体重はこれ(93キロ、94キロ)ぐらいでキャンプインしたい。腰回りをガンガン強化して。上下左右をバランスよく。腰に負担がかからないように。クルッと回転できるようにやっていきたい」

 特に年末年始は、プライベートでも宴席が増える。目先の目標は正月太り厳禁…だろうか。体重維持にはおせち料理や、もち、酒は天敵だ。

 再起を図る元4番打者の決意は、きっと揺るがないはず。すでに打撃マシンを相手にした打撃練習は再開済み。今月上旬からは甲子園球場の室内練習場でノックを中心とした守備練習も行っている。年明けも走り込みを中心としたトレーニングに取り組む予定だ。

 来季はプロ10年目となる節目のシーズン。正月気分を捨てた“最軽量ボディー”で、レギュラーを再び奪いにいく。

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2014年12月22日のニュース