タバコやめなきゃ背番号9剥奪…DeNA黒羽根 泣く泣く禁煙“決断”

[ 2014年12月17日 06:30 ]

1400万円増でサインしたDeNA・黒羽根

 たかがタバコ、されどタバコ――。DeNA・黒羽根利規捕手(27)が横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1400万円増の年俸2600万円でサイン。だが、笑みはなかった。

 午後1時からスタートした3時間半の交渉。黒羽根は「僕からは何も言えません」と口をつぐんだが、苦もんの表情には理由があった。球団関係者によると、球団フロントに「タバコをやめないなら、背番号を9から(以前の)59に戻す」と剥奪を通告された。異例の話し合いで、黒羽根は結論を保留。自宅に戻った後、「禁煙します。背番号9のままお願いします」と電話で球団に伝えたという。

 球団方針ではファンへのイメージ、健康に及ぼす影響を考慮して選手に球場内で禁煙を促していたが、現場で徹底されていなかった。黒羽根は昨オフに「59」から「9」に背番号を変更。その際、球団は禁煙の順守を条件にしたというが、当人に「約束」とまでの認識はなかったとみられる。

 今季は4月に右手親指骨折で戦線離脱したが、自己最多の109試合に出場し、リーグトップの盗塁阻止率・395をマーク。過度の緊張で試合中に吐き気に襲われる時もあった中、喫煙は「精神安定剤」でもあった。

 禁煙が逆にプレーの質の低下を招きかねない不安も消えなかったが、背番号「9」は自身の希望で勝ち取っただけに決断。「来年は勝つ捕手になりたい」。タバコを断ち、球界を代表する捕手になる。

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