捕手から打撃投手へ…ヤクルト・新田充実の「裏方二刀流」

[ 2014年12月16日 09:30 ]

 11月の松山秋季キャンプ。第二の野球人生をスタートさせたヤクルトの新田玄気(32)は時にマウンド、時にブルペンとせわしなく動き回った。捕手から打撃投手への転身。人手が足りない時は投手の球も受けた。約2週間で1600球以上を投げ、1000球以上を受けた。「好きでやっているから」と笑う姿には「裏方二刀流」の充実感が漂っていた。

 「行かなくて後悔するなら行ってやりきりたい」と、26歳でプロの世界に飛び込んだ。1軍出場は6年間で28試合。戦力外通告を受け「そういう時が来た」とすぐに引退を決めた。球団からの打診は打撃投手。高校時代にエースを務めた経験があり、捕手として正確なスローイングに定評があった。「迷いはなかった。サポートの立場でもユニホームを着る喜びがあるから」。捕手時代は投手をリードすることが仕事だったが「今はストライクを簡単に入れる難しさを実感しています」と鍛錬の日々を送る。

 高校以来となる投手用のグラブも注文。14年ぶりに投げる変化球に四苦八苦しながら、現役時代同様の「いじられキャラ」でチームを和ます。「本業を怠ってはいけないが、裏方でも便利屋になれれば」。立場は変わっても、チームを支える姿勢が変わることはない。

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