レ軍CEO レスター獲得失敗を嘆くも補強は続く「まだ12月じゃないか」

[ 2014年12月14日 17:28 ]

カブスへの移籍が決まったジョン・レスター投手 (AP)

 今オフのフリーエージェントで目玉となっていたレスターとの契約を交わせず、このメジャー通算116勝左腕の古巣復帰を信じていたボストンのファンから怒りを買っているレッドソックスのフロントだが、チームの最高経営責任者(CEO)であるラリー・ルキーノ氏(65)がこの件に関して口を開いた。

 13日に行われたレッドソックス球団主催のイベントに姿を現したルキーノ氏は「ボストンに戻ってきてほしいという気持ちで誠意を持ってレスターとの交渉に臨んだが、うまくいかなかった。我々フロントも残念な気持ちだよ」と最大限の努力をレスターへ見せたことをファンにアピールした。

 レスターに提示したオファーは獲得したカブスの6年総額1億5500万ドル(約184億円)に対してレッドソックスは6年総額1億3500万ドル(約160億円)。「我々のあのオファーで契約してくれたらうれしかったけれどね」とルキーノ氏は嘆く。

 それでもレッドソックスはその後、ポーセロ、マスターソン、マイリーと先発ローテーションとして活躍が期待される3投手を獲得。レスターは逃したものの、今季は4・36とリーグ13位に低迷した先発投手の防御率は改善されそうだ。

 しかし、レッドソックスのフロントはこれで満足していない。「戦力強化のためにこれからも動くよ。まだ12月じゃないか」とルキーノ氏はさらなる選手の補強を示唆していた。

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2014年12月14日のニュース