フィリーズ、またもチーム功労者を放出か 米メディア報じる

[ 2014年12月14日 12:58 ]

 フィリーズは現在、ベテランのマーロン・バード外野手(37)のオリオールズへのトレードを検討しているが、米メディアは13日、同じくベテランで01年のプロ入り以来、フィリーズ一筋のライアン・ハワード内野手(35)もバードと共にオリオールズへ放出する可能性があると報じた。

 ハワードは04年のメジャー昇格後、これまでに05年の新人王を皮切りに、本塁打王2回、打点王3回のほか、06年にはリーグMVPを獲得するなどフィリーズで輝かしい実績を残してきた。08年のワールドシリーズ制覇にも貢献したが、ここ数年は11年にアキレス腱断裂、13年は半月板断裂とケガに泣かされてきた。

 ケガ明けとなった今季は153試合に出場して打率2割2分3厘、23本塁打、95打点をマークしたが、全盛期のプレーは影を潜め、チームも14年ぶりとなる地区最下位。フィリーズ再建のため、若返りを図りたいアロマGMがこのベテランを放出したくなるのも当然で、また、16年まで総額6000万ドル(約71億2千万円)と高額なサラリーも同GMの頭を悩ませている。

 10日にはこちらもフィリーズ一筋で15年間プレーし、チームの“顔”でもあったロリンズをドジャースへ放出。チームの功労者といえども、勝利が伴わなくなれば厳しい現実が待ち受けている。

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2014年12月14日のニュース