おぼっちゃん説否定!オリドラ9右腕 夢は5億円豪邸

[ 2014年12月14日 10:00 ]

鈴木はボールを手にガッツポーズ

 オリックスの新人選手入団発表が大阪市内であり、9選手が新しいユニホームに袖を通した。都雪谷からドラフト9位で入団した鈴木優投手(17)は自ら「下克上」と宣言。

 「プロに入ったからには都立とか関係ない。同世代の投手には負けたくない」と、ドラフト最下位指名からの巻き返しに鼻息が荒かった。

 都立高校から大学、社会人を経由せずに直接プロ入りするのは、投手では元中日・高江洲以来、9年ぶり2人目。勝利を挙げればプロ野球史上初のことで、鈴木には大きな注目が集まる。「技術は足りないが、気持ちを出して打者を抑えたい」。力強く腕を振るスタイルは、中日の浅尾を参考にしたといい、早くも夢舞台へ思いをはせた。

 モチベーションは他にもある。ドラフト当日に自宅で会見したことで話題となり、その“豪邸ぶり”から、おぼっちゃんではないか…とインターネット上でも噂が出た。だが「あれは祖父母の家」と苦笑い。月の小遣いは5000円と告白し、おぼっちゃん説を否定したが、将来は「地下室とか車庫がたくさんあるような豪邸が、建てられる選手になりたい。5億円…ぐらいですかね」と初々しい夢を語った。

 担当の早川スカウトは「地道に努力できる性格で、プロ入り後も成長が期待できる」と将来性を買う。都立の星から大阪で下克上。「どんなことにも挑戦していきたい」という鈴木の目は輝いていた。

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