西武 メジャー21勝左腕獲得へ!ヤ軍でマー君と“9日間同僚”

[ 2014年12月11日 06:02 ]

西武が獲得に向けて調査している前エンゼルスのレブランク。ヤンキースではリリーフとして登板(AP)

 西武は、メジャー通算21勝の実績を持つ前エンゼルスのウェード・レブランク投手(30)の獲得が有力になったことが10日、分かった。大筋で合意に達しており、近く球団から発表される。10年にはパドレスのローテーション投手として自己最多の8勝をマークした長身左腕。今季は先発陣の駒不足から5位に沈んだが、巻き返しに向けて着々と補強を進めている。

 西武は今オフの最大の補強ポイントだった「先発左腕」に獲得のメドが立った。シーズン中から米国に担当者を派遣し、チェックしてきたメジャー通算21勝のレブランク。球団関係者は「貴重な左の先発タイプ。メジャーでの実績もあり、期待ができる。間もなく交渉はまとまると思う」と明かした。

 レブランクは08年にパドレスでメジャーデビューし、10年には25試合に先発(救援1試合)し、8勝をマークした。その後は複数球団を渡り歩き、今季は6月3日から9日間だけヤンキースにも在籍し、イチロー、黒田、田中の同僚として1試合に登板している。

 1メートル90の長身で、直球の球速は140キロ台ながら、変化球を駆使して緩急で打たせて取る技巧派だ。カットボール、カーブなどの球種を持っているが、一番の武器はチェンジアップ。左腕ながら右打者に強いのが特長で、通算被打率は左の・316に対して、右は・261と数字が下がる。球団関係者は「年齢も30歳で脂が乗っている」と大きな期待を寄せる。

 西武は今季63勝77敗4分けの借金14で、開幕から一度もAクラスに浮上することなく5位でシーズンを終えた。最大の敗因は投手陣の駒不足。今季、2桁勝利を挙げたのは13勝のエース岸しかいない。特に左腕は23試合に先発した菊池(5勝11敗)以外では、小石(3試合)と武隈(1試合)しかいなかった。田辺新監督もチーム再建に向け「まずは投手部門の強化を最優先にしてやっていきたい」と話していた。

 今オフは外国人投手の補強を中心に進め、先発では台湾代表の153キロ右腕・郭俊麟(カクシュンリン)とメジャー通算5勝の右腕バスケスを獲得。さらに守護神候補として台湾プロ野球のラミゴでセーブ王に輝いたメヒアの加入も決まった。鈴木葉留彦球団本部長は「これでは終われない。左腕の補強をする」と話していたが、その穴をレブランクが埋めることになりそうだ。

 アスレチックスからFAとなったかつての主砲・中島、日本ハムからFAの小谷野の獲得競争はいずれもオリックスに敗れたが、投手陣に関しては青写真通りの補強。7年ぶりのリーグ制覇へ向け、強力な助っ人が加わる。

 ◆ウェード・レブランク 1984年8月7日、ルイジアナ州出身の30歳。03年ドラフトでデビルレイズ(現レイズ)から36巡目指名を受けるも拒否してアラバマ大に進学。06年ドラフトでパドレスから2巡目指名を受けて入団し、08年にメジャーデビュー。今季はエンゼルスからヤンキースに移籍も1試合に登板しただけで戦力外となり、エ軍に復帰した。1メートル90、97キロ。左投げ左打ち。

続きを表示

この記事のフォト

「名将かく語りき〜歴史を彩った勝負師たち〜」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2014年12月11日のニュース