マー君 開幕投手“指名” 指揮官が先発でのフル回転を要望

[ 2014年12月11日 05:30 ]

来季の開幕投手に浮上したヤンキースの田中

 ヤンキースの田中将大投手(26)が9日(日本時間10日)、来季開幕戦となる来年4月6日(同7日)のブルージェイズ戦で先発する可能性が高まった。ウインターミーティングに訪れたジョー・ジラルディ監督が「32試合に先発してくれることを計算している」と先発の軸としてフル回転を要望した。

 メジャー1年目の今季は右肘じん帯の部分断裂で20試合の先発にとどまったが、チームトップの13勝に防御率2・77の好成績を残した。年間で32試合に先発するためには基本的に中4日で回らないと届かない数字。それでも指揮官は復帰して2試合投げたことで右肘への心配はなくなった様子で「球速もスプリットも戻っていた」と確信し、「中4日にも慣れてきた。やってくれるだろう」と厚い信頼を寄せた。

 今季開幕投手を務め、通算208勝のサバシアは近年の衰えが顕著な上、来季は右膝の手術明け。開幕投手の経験がある黒田、マッカーシーの両ベテランもFAとなり去就は不透明で先発投手の補強も進んでいない。野茂(00、03、04年)、松坂(08年)、黒田(09年)に続く日本選手4人目の快挙達成へ期待が膨らむ。 

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2014年12月11日のニュース