山田に注意3カ条「酒・女・車」…200安打へ球団から珍指令

[ 2014年12月11日 05:30 ]

契約更改を終え、クラッカーで祝福される山田

 193安打でセ・リーグ最多安打を獲得したヤクルトの山田哲人内野手(22)が10日、東京都内の球団事務所で契約更改交渉を行い、5800万円増の年俸8000万円でサインした。その後の会見で山田の口から飛び出たのは、球団からの「珍指令」だった。

 「“酒と女関係、車に注意しろ”って言われました」

 4年目の今季は143試合に出場し、打率・324、29本塁打、89打点と大ブレークし、ベストナインのタイトルも獲得した。数字は文句の付けようがない。しかし、球団は環境が変わりすぎることを懸念していた。

 新純生専務取締役は「若いんだから女性と交際するのはいい。ただ選ぶのには気をつけてほしい」と説明。今オフもテレビ出演やイベントに引っ張りだこの山田への親心だった。山田は女性のタイプについて「優しくて笑顔が素敵で、しっかりしていて賢くて脚が長い人」と高い理想を披露。お酒は弱いそうで「すぐ顔が赤くなる。ビールからのレモンサワーの流れです。乱れたりはしないので、大丈夫です」と球団側の不安を一蹴した。

 交渉の席では、来季の活躍次第での背番号「1」も確約された。山田自身もいずれつけたいという希望を持っているため、「来年もう一度実績をつくれば。空けて待っているぞ、と伝えた」と新専務。メジャーで活躍する青木らが背負った「ミスタースワローズ」の象徴的な番号も手の届くところにある。

 そのためにも「200安打を打ちたいし、3割30本30盗塁もしたい。ゴールデン・グラブも獲りたい」と来季の目標を掲げた。「今年だけかよ、と言われたくない」。多くの誘惑に負けず、真価の問われる5年目のシーズンに挑む。 

続きを表示

この記事のフォト

2014年12月11日のニュース