鳥谷 ブルージェイズ「先発二塁」確約 メジャー契約へ本気

[ 2014年12月10日 07:45 ]

ブルージェイズが正二塁手候補としてメジャー契約を検討している鳥谷。昨年のWBCでも二塁手としてプレー

 大リーグ関係者が一堂に会するオフ最大のイベント、ウインターミーティングが8日(日本時間9日)、開幕。ブルージェイズが、阪神から海外FA(フリーエージェント)権を行使した鳥谷敬内野手(33)を正二塁手候補として、メジャー契約を検討していることが分かった。阪神では不動の遊撃手だが、昨年3月のWBCでは二塁手としてプレー。多くの球団が内野のユーティリティー選手と位置付ける中、ブ軍が正式にオファーを出せば、一気に進展する可能性もある。 

 鳥谷の調査を重ねてきたブルージェイズが導き出した評価は「二塁のレギュラー」だった。あるメジャー関係者は「多くの球団が複数ポジションを守れる内野の便利屋と見ているが、ブルージェイズだけは違う。正二塁手候補と位置付けているようだ」と証言。交渉はまだ本格化していないが、メジャー契約のオファーを検討しているという。

 ブ軍はシーズン中から元ドジャースGMのダン・エバンス統括部長らが鳥谷を視察。CSや日本シリーズも含めて、10試合前後をチェックしている。定評ある守備力だけではなく、ここ2年間とも出塁率が4割を超えた打撃面にも着目。優れた選球眼を持ち、攻守両面で高く評価している。

 正遊撃手には通算455盗塁のレイエスがおり、不在の二塁手としてリストアップ。鳥谷は、阪神では04年に30試合守っただけだが、昨年のWBCでは侍ジャパンの正二塁手として活躍した。代理人のスコット・ボラス氏も先月のGM会議の場で「彼の身体能力ならば内野はどこでも守れる。どの位置でもボールさばきはうまいし、難しい送球もできる」と高い適応能力を保証していた。

 今季ブ軍の二塁手は7選手が起用されるなど固定できず、最も多かった49試合の川崎はFAとなった。その川崎も再契約を視野にリストアップしているが、経験の浅い鳥谷に正二塁手が任せられるという結論に至った。

 阪神は引き留めに全力を挙げる方針だが、鳥谷は「(阪神との交渉は)決まっていない」とし、あくまでもメジャーを優先する考え。「全て代理人に任せている」とも話しており、移籍市場が大きく動くウインターミーティングは一つのヤマ場。そのボラス氏は「彼はメジャーでも、同じように毎日プレーしたい。レギュラーでいたい」と条件を代弁している。日本人内野手への評価は厳しくなっているが、現状で鳥谷の希望を満たす唯一の球団がブ軍といえる。

 今季のブ軍は7月まで地区首位を走りながら、後半戦に失速。地区3位に終わり、ワールドシリーズ連覇を果たした93年以来21年ぶりのプレーオフ進出を逃した。今オフはFA市場で捕手マーティンと契約し、三塁手ドナルドソンと外野手ソーンダースをトレードで獲得するなど積極的な補強を展開している。欠けている最後のピースとなり得るのが、正二塁手・鳥谷。交渉がいつ本格化してもおかしくはない。

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