番長三浦に笑えない200勝指令!“横浜の200勝は巨人の800勝”

[ 2014年12月8日 08:06 ]

スマホで記念撮影する(左から)ガリガリガリクソン、中日・山本昌、武井壮、古田氏、DeNA・三浦

 DeNAの三浦大輔投手(40)が7日、「球界のレジェンド」から名球会入りを厳命された。大阪府内で行われた昭和40年会と昭和48年会の選手による「関西スポーツ大忘年会2014」(関西テレビ系列)の収録と少年野球教室に参加し、現役最多の通算219勝を誇る中日・山本昌投手(49)からの愛情こもった激励に発奮。残り34勝と迫った通算200勝へ、刺激を受けた。

 昭和40年会と昭和48年会がタッグを組み、芸人連合軍との野球対決を終えての合同取材。さすがの「ハマの番長」も、名球会メンバーを前にタジタジだった。

 球界最年長の49歳左腕・山本昌が「番長にはやってもらわんと。名球会入りしてもらわないとね」と切り出すと、通算2097安打のヤクルトOB・古田氏が「横浜の200勝は価値あるよ」と畳み掛けた。最後は野球大好き芸人として知られるトータルテンボス・藤田が「横浜の200勝は巨人の800勝ですよ」と笑えないエール。三段落ちで名球会入りのハッパを掛けられた三浦は「いや…」と、苦笑いを浮かべるしかなかった。

 プロ23年間で通算166勝。残り34勝の200勝については「まだまだ先の話。それよりも優勝したい。それだけや」と06年以来9年連続Bクラスに低迷するチームへの思いを口にしたが、大先輩たちの言葉は大きな励みになった。利き腕は違うが、緩急と制球力で勝負する同じタイプの山本昌は良きお手本。「今月(25日に)41歳になるけど、かすんでしまう。昌さんはずばぬけている。常識の道を切り開いている。その道を広げたい」とあらためて敬意を口にした。

 若手に負けない自信はある。今季は5勝6敗、防御率3・04。6月を終えた時点で2度の2軍降格を味わうなど0勝4敗だったが、7月に入ってから5連勝をマークした。8月には7年ぶりの月間MVPを受賞するなど先発ローテーションの軸となり「手応えはあるし自信もある。後半にやったことを1年間続けられれば」と強調した。

 芸人連合軍との野球対決では帽子をかぶらず、同イベントで毎年恒例になっている1年に一度きりのリーゼントヘアでマウンドに立った。「強いチームに勝ちたい気持ちが自分の原点」と話す右腕は髪形も生き方もぶれない。DeNAで優勝しての名球会入りへ、成り上がる。

 ▽昭和40年会・48年会 プロ野球の同期会の中でも特に野球教室やチャリティーなどで積極的に活動しており、両グループ合同でイベントや試合を行っている。40年会は唯一の現役である山本昌や古田敦也氏らが中心メンバー。48年会は現役では三浦、中村のほか中日・小笠原、ソフトバンク・松中がいる。

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