オリックス 満点補強へ残すは金子 3年総額15億円で年内決着を

[ 2014年12月7日 08:10 ]

球団は絶対エース金子の引き留めにかかる

 大型補強を続けるオリックスが6日、前DeNAのトニ・ブランコ内野手(34)と前広島のブライアン・バリントン投手(34)の獲得を発表した。

 小谷野、中島に続き、4番と先発投手を獲得。日本通算6年間で169本塁打のブランコは2年総額5億円で背番号42、4年間で40勝のバリントンは単年契約の年俸1億5000万円で背番号27に決まった。

 新戦力4人の契約総額は約21億5000万円。「ブランコは4番として打点を大いに稼いでほしい。バリントンには先発の柱になってもらいたい」。瀬戸山隆三球団本部長はここまでの補強を「イメージ通り」とえびす顔で振り返った。さらに、この日はマエストリが3000万円で単年契約し、来季が2年契約最終年のヘルマンとディクソンと契約更新したことも発表された。

 96年以来のリーグ優勝へ、あとは最後のピースを埋めるだけ。国内FA権を行使した絶対エース・金子だ。先月末に右肘の遊離軟骨除去手術を受けてリハビリ中の右腕は残留が濃厚とみられているが交渉事だけにどう転ぶか分からない。獲得に興味を示す阪神、楽天などは代理人を通して条件提示を行っているが、瀬戸山本部長は「じっくり話をしないといけない」と金子本人との会談を希望。「今年中に決着をつけるのが、我々にも金子君にもいいと思う」と誠意を直接伝え、年内決着を図る考えだ。

 「あとは金子君が残ってくれれば100点満点」と同本部長。金子には3年総額15億円の条件を提示している。36億円超の大型補強は、エースの残留で華々しく締める。

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