ロッテ石川 第2シンカーは高津流「決め球にしたい」

[ 2014年12月7日 05:30 ]

サイン会で来季のさらなる飛躍を誓ったロッテ・石川

 シンカーを進化させる――。パ・リーグ新人王のロッテ・石川が、決め球にしているシンカーとは別に、使い手として知られる高津臣吾流の「第2シンカー」の習得に取り組むプランを明かした。

 ヒントを与えてくれたのは社会人時代から親交の深いヤクルト・秋吉。4日にともに参加したスポーツフェスティバル(大阪市)で、高津コーチに伝授されたシンカーの握りを教わったという。

 「シンカーが2種類あれば幅が広がる。右打者から三振を取れるし、決め球にしたい」。中学時代に身につけた今のシンカーは130キロ台前半で、打者の手元で急に落ちる軌道が特徴だ。「第2のシンカー」は120キロ台前半で一度浮き上がってから右打者の胸元に食い込むイメージという。

 110キロ台のカーブと、130キロ台のシンカーとの中間の球速の変化球を身につけることが狙い。「先発でやっていく上で、もう一つ変化球を覚えたい」。来季は最多勝や最優秀防御率のタイトルを目標に掲げる。習得すれば、2年目のジンクスを打ち破るための大きな武器になりそうだ。

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2014年12月7日のニュース