藤浪、マエケンと自主トレ願望も球団の許可必要「話をしたい」

[ 2014年12月3日 08:40 ]

時計を手にインターバル走を行う藤浪

 オフは一流選手から学びたいです! 阪神・藤浪晋太郎投手(20)が2日、今オフ期間中に広島・前田健太投手(26)をはじめとした球界を代表する一流選手たちとの“合同自主トレ願望”を持っていることを明かした。

 「誰か、前田健太さんとかと一緒にさせてもらえればいいですね。日本代表でも話を聞かせてもらいましたし。球団がいいと言うか分かりませんけど、機会があれば、一流の選手と一緒にやらせてもらいたいです」

 おう盛な学習意欲が藤浪の口を突き動かした。来春キャンプインまでに残された12~1月の2カ月間。最大限に活用し、自らのさらなる進化につなげるためには、どうすべきか。その自問に対して導き出した答えこそ、一流選手たちとの合同自主トレ案だ。そして一流の代表格として、アマチュア時代から憧れる「マエケン」の名を挙げた。

 「マイナスになることは少ないと思う。動作は人によって違いますが、練習メニューとかを一緒にやって、自分の知らない考えなどに触れることが大事と思っています」

 今オフ、“合同自主トレ願望”を持つに至った引き金の一つは、侍ジャパンの経験だ。前田健、オリックス・金子、楽天・則本…。球界を代表する投手たちとともに日の丸を背負って汗を流し、言葉を交わすことで刺激を受けた。特に前田健とは日米野球中にオフの過ごし方について意見交換し、「自分のやり方を貫けばいい」と“金言”をもらった。そのマエケンのそばで、マエケン流の自主トレを体験できれば、さらなる発見につながるはず―というわけだ。

 ただし思い立ったら即行動…というわけにはいかない。今オフも球団の強化指定選手に選ばれており、基本的に鳴尾浜球場で練習することになっている。日程の自由も利かず、他球団の選手と合同自主トレを行うには球団の許可が必要となる。「(契約更改では)球団とそういうことも含めて話をしたい。12月(からのオフ)は選手の権利なので」。許してもらえるなら、必ずや一流の「イズム」を学び取り、猛虎に還元してみせる。

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2014年12月3日のニュース