ロッテドラ2田中 大谷と対戦熱望、自分の目で見て「疑問」解きたい

[ 2014年12月3日 06:05 ]

ロッテとの契約を終え、伊東監督の著書に目を通す田中

 ロッテからドラフト2位で指名された京大・田中英祐投手(22)が2日、神戸市内で入団交渉を行い、契約金7000万円、年俸1500万円で合意。京大から初のプロ野球選手が誕生することが決まった。今ドラフトで指名された全81選手の最後に契約を結んだ「秀才右腕」は、日本ハム・大谷翔平(20)との対戦を熱望。投手と野手の「二刀流」成功の秘けつを解析し、京大工学部仕込みの頭脳派投球で攻略することを誓った。

 考えれば考えるほど疑問が生じ、対戦熱が高まった。05年にロッテが日本一会見を開いたANAクラウンプラザホテル新神戸のフロアで、田中は今ドラフト指名選手の「大トリ」81番目で契約。京大生らしく70人以上の報道陣の前で新たな「研究テーマ」を発表した。

 「日米野球を見ていて、大谷選手と対戦してみたいと思った。投手としても凄いし、打者としても凄いですよ」

 京大頭脳のフィルターを通して浮かび上がった「大谷像」は理解不能なものだった。球界の常識を覆す「二刀流」がどうして成立するか。どう頭をひねっても答えが導き出せない。「スケール感が凄い。身長もデカくて球も速い。打者としても柔らかいのに力もある。疑問ですね…」。11月27日にテレビ朝日系で放送された人気バラエティー番組「アメトーーク!」の「大谷翔平スゴイんだぞ芸人」もチェック。丸裸にしようとしたが、謎は深まるばかりだった。

 「?」を消すためには、自ら真剣勝負の場で対峙(たいじ)するしかない。それが結論だった。「投げ合ってみたいし、(大谷が)打席に立ってみて感じることもあると思う。実際に見てみたい」。大谷を体感することが成長を促すという強い意志の表れだった。

 自身も文武両道の「二刀流」を貫いた。限られた練習時間のなかで成長できた要因を問われると「この練習にどれだけの意味があるのかと考え続けたことが技術の成功につながった。考える習慣が自分にはあったことが一番良かった」と胸を張った。プロ入りに向け、山本昌(中日)も導入している「初動負荷」の理論を用いたトレーニングを採用。主に、股関節を鍛えることで負担や疲労がより少ないフォームの取得を目指している。

 将来の目標を問われると「8割は不安だが、2割は自分はまだまだ伸びていけるという楽しみは持っている。いつかは侍ジャパンの舞台に立てるような選手になりたい」と断言。卒業論文より難解な「課題」をクリアすることが、世界デビューへの第一関門となる。

 ▼熊谷俊人・千葉市長(田中と同じ白陵高出身)入団おめでとうございます。白陵高OBとして誇りに思います。いずれは、千葉市民の誇りとなり子供たちに夢と希望を与えられるような選手になることを期待しています。

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