和田監督「ぜひ来て」 中島に本気のラブコール 初めて本音ポロリ

[ 2014年12月2日 05:44 ]

ティーショットを放ち、口をあんぐりさせる和田監督

 阪神・和田豊監督(52)が1日、アスレチックスからフリーエージェント(FA)となり、獲得を目指している中島裕之内野手(32)に熱烈なラブコールを送った。

 「(右の長距離砲が)1枚いてくれたらありがたい。ぜひ、来てほしいよね」

 獲得に向け他球団と激しい争奪戦を展開しているが、果報は寝て待てとばかりに指揮官が中島について語ったことは、これまで一度もなかった。それが、兵庫県加東市で開催された球団主催のゴルフコンペに参加したこの日は、チームを預かる身として、熱い思いを隠そうとはしなかった。待望久しい右の長距離打者は、来季のV奪回&日本一を目指す上で、欠かせないパーツ。今まで抑えて来た感情が、思わず漏れた形となった。

 「浜風を考えるとね。何人か入ってこないと、一発で点が取れない。それだけじゃなく(中島は)臨機応変な打撃もできるからね」。今季のチーム本塁打94はリーグ5位。ゴメスも打点王に輝いたが26本塁打は物足りない数字であることは否定できない。西武時代の11年間で通算162本塁打をマークした中島の長打力が加われば、相手バッテリーに与える重圧は全く変わってくるはずだ。

 「勝負強いところがね。存在感もあるし、頼もしい。いずれにしても中心を打つ選手だから」。和田監督は編成面に関しては通常、多くを語らない。それだけに、踏み込んだ発言は、本気度を物語るには十分だった。

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