阪神ドラ1横山「山形県スポーツ賞」獲る!2桁&新人王だ

[ 2014年12月1日 08:30 ]

阪神ドラフト1位・横山

 阪神のドラフト1位・横山雄哉投手(20=新日鉄住金鹿島)が30日、山形県出身者のアスリートで優秀な成績を収めた際に授与されている「山形県スポーツ賞」の獲得に意欲を見せた。

 「プロの世界で結果を出せば、そういうもの(賞)にもつながる。山形県に恩返しという意味でも、話題を提供できると思うので」

 同賞は6部門に区分されており、五輪メダリスト、世界記録保持者などが大賞候補となる。過去には、05年のワールドカップ・スピードスケート男子500メートルで世界記録(当時)を樹立し、10年バンクーバー五輪スピードスケート500メートルで銅メダルを獲得した加藤条治(2度)、なでしこジャパンを率いて11年FIFA女子ワールドカップを制した佐々木則夫監督などが大賞を獲得。特に、同じ山形中央高出身の加藤には横山も大きな刺激を受けている。

 同高の駐輪場には、在校生の奮起を促すべく「条治を超えろ!」の大看板が掲げられている。「(自主トレのため加藤が)学校でトレーニングをやっていたので、それを見たりしていました」と、虎のドラ1左腕もスケート界の頂点に立った先輩の後ろ姿をしっかりと目に焼き付けて、日々汗を流していたという。

 山形県東部にある人口約1万2000人の東村山郡中山町出身。県内の市町村で面積は一番小さいが、目標は大きければ大きなほどいい。

 これまでプロ野球選手で大賞を手にしたものはいない。11月26日の仮契約の際には、開幕ローテーション入り、2桁勝利、新人王を目標に掲げた。そのすべてを達成できれば“栄誉”はグッと近づくはず。山形の“てっぺん”に登ることが、猛虎のエースへの近道となる。

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2014年12月1日のニュース