A・ジョーンズが楽天退団へ 自由契約、ロッテが獲得か

[ 2014年11月29日 05:49 ]

楽天のジョーンズ

 楽天のアンドリュー・ジョーンズ外野手(37)が、今季限りで退団することが確実となった。来季の保留選手名簿(12月2日公示)から外れて自由契約となることが28日、分かった。

 メジャー通算434本塁打のジョーンズは来日1年目の昨季、不動の4番として26本塁打、94打点で球団初のリーグ優勝と日本一に貢献。打率・243も105四球で、5番のマギーとのコンビで恐れられた。だが、今季はマギーがマーリンズに移籍したことでマークが厳しくなり、リーグ新記録の118四球も打率は・221だった。年俸4億円に見合う成績は残せず、チームも最下位に転落。ジョーンズは10月上旬に帰国した際、「自分の意思は仙台にある」と残留を希望していた。

 球団関係者は「状況によって再交渉の可能性もゼロではない」と話したが、今後、ジョーンズに代わって4番を任せられる右打ちの強打者の獲得に動く。今季の本塁打王でオリックスを退団することが確実なペーニャの調査を続ける一方、メジャー、3Aクラスの選手も含め複数人をリストアップ。立花陽三球団社長らは12月上旬に米国で行われるウインターミーティングにも参加する予定だ。ジョーンズに対してはロッテなどが獲得に動く可能性もある。

 今回、保留者名簿入りしたのは野手のラッツと投手のクルーズのみ。守護神だったファルケンボーグ、左かかと痛で5月に帰国し、米メディアが既に引退を報じていたユーキリスも外れた。

 ▽保留選手名簿 各球団は、引き続き契約を結ぶことを予定している契約保留選手のほか、任意引退選手らも含めた全保留選手名簿を11月30日以前に、コミッショナーへ提出する。上限は70人。12月2日にコミッショナーが公示し、名簿に記載されなかった選手は自由契約選手となり、いずれの球団とも契約が可能となる。例年、再契約交渉が難航している外国人選手は、同名簿から外れる可能性がある。

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2014年11月29日のニュース