3人の娘のためにも…ノリ オファー待つ「浪人は考えていない」

[ 2014年11月28日 05:32 ]

DeNAを退団した中村

 今季限りでDeNAを退団した中村紀洋内野手(41)が27日、静岡県伊豆の国市で行われた選手会納会に出席。プロ24年目の来季に向け、「まだまだできる思いは強い。必要としてくれる球団があれば恩返ししたい」と現役続行への意欲をあらためて強調した。

 去就が決まらず不安の日々。兵庫県の自宅で家族との時間を過ごす中、「パパが1軍で野球している姿をもう一度見たい」と3人の娘から声を掛けられて心を突き動かされた。今季は13試合の出場にとどまり、5月中旬以降は2軍暮らし。1軍でプレーする姿を子供たちに見せられなかった。オリックスから中日に移籍した07年から単身赴任を続けてきただけに、家族への思いは強い。「妻や子供に寂しい思いをさせたし、迷惑も掛けた。もう一度、1軍で野球している姿を見せたい」と思いを新たにした。

 過去に2度の浪人生活を味わったが、41歳の今回は違う。「浪人は考えていないし、時期が来れば決断しないといけない。でも、今は来年も野球したい思いだけです」。祈る気持ちで他球団からのオファーを待つ。

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2014年11月28日のニュース