大谷 ぶち上げた!3年目来季は開幕投手15勝&規定打席到達

[ 2014年11月28日 05:30 ]

ジョージア魂賞の表彰式でスポットライトを浴びながら登壇する大谷

 ファン自身が元気づけられた魂あふれるベストプレーに贈られる「2014年度ジョージア魂賞」の年間大賞発表と表彰式が27日、都内のホテルで行われ、日本ハム・大谷翔平投手(20)が受賞。記念盾と副賞として賞金100万円が贈られた。最速162キロ右腕は「二刀流」3年目の来季の目標として、野手として規定打席到達、投手としては初の開幕投手と15勝を掲げた。また、特別賞には中日・山本昌投手(49)らが選ばれた。

 大谷の顔には「二刀流」2年目のシーズンを終えた自信がみなぎっていた。4月20日の楽天戦(コボスタ宮城)で、1点リードの6回にジョーンズを154キロの速球で三振に仕留めピンチを脱した投球が評価されての年間大賞を手にした。

 「ファンに選んでもらったのがうれしい。(投手と野手)どっちも楽しかったし、成長できた1年でした。来年も今季のような活躍がしたい」

 投手としてチームトップの11勝、打者としては10発を放ち、プロ野球史上初の同一シーズン「2桁勝利&2桁本塁打」を達成。だが、20歳の若武者はさらなる高みを目指す。「規定打席に到達するということは、それだけ(ベンチの)信頼があるということ。期待だけじゃなくて、計算される中で使ってもらいたい」。ホップ、ステップと来て、ジャンプの3年目へ、まず打者として来季の規定打席到達を目標に掲げた。

 今季はクライマックスシリーズ(CS)を除き、登板前2日間と登板翌日は投手調整に専念した。そのため1週間に野手で先発出場できたのは基本的に3日間のみで、計234打席。143試合となる来季の規定打席は443。1試合4打席と仮定すれば、野手として111試合の先発出場が必要。さらに今季並みに24試合以上に登板すれば、「完全休養」を取れる試合は10試合にも満たない計算になる。だが、二刀流調整がある程度、ルーティン化されたことで「疲労を感じることが今年は少なかった」と、その目は本気だ。

 投手としては今季、勝ち星にとどまらず、防御率2・61、179奪三振はいずれもリーグ3位と結果を残した。プロ野球最速記録に並ぶ162キロを連発するなど、異次元の投球でファンも魅了。来季は自身初の開幕投手も視界に捉え、「チームに15勝投手が一人でもいないと優勝できない。当然、今年より目標は上になる」と、エースの自覚はすでに芽生えている。

 日米野球で侍ジャパンに選出され、18日の最終戦(札幌ドーム)は4回で毎回の7奪三振をマークして自信も深めた。「どちらも好きですけど、評価してもらえるなら、(メジャーでも)やっていきたい」と生涯二刀流宣言も飛び出した。その可能性とともに、夢も無限大だ。

 ▽ジョージア魂賞 10年に日本野球機構(NPB)とパートナー契約を締結した日本コカ・コーラ株式会社の缶コーヒーブランド「ジョージア」の冠を取って創設された。昨年まではチームを元気づけたプレーを表彰していたが、今年からは「ファンが元気づけられた魂あふれるベストプレー」が対象となった。ファンの投稿が多かったプレーなどから、ゲストの山田久志氏ら4人が6プレーを選出。その中からファンの最多得票を集めた選手を表彰する。年間大賞は「ジョージア魂賞」全12プレーの中からファン投票によって決定。第1回は城島健司(阪神)、第2回は田中将大(楽天)、第3回は坂本勇人(巨人)、第4回は田中将大(楽天)が受賞した。

 ※ゲストはプロ野球OBの山田久志、山崎武司、仁志敏久。ナビゲーターはアンジャッシュの渡部建=敬称略

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