80周年ベストナインにONら 欠席ノムさん「まさか、まさか」

[ 2014年11月27日 05:30 ]

80周年ベストナインに選ばれた(左から)吉田義男、長嶋茂雄(一人置き)王貞治、高木守道(後列同)福本豊、山本浩二、張本勲の各氏

プロ野球「NPB AWARDS 2014」

 日本野球機構(NPB)は表彰式で、今のプロ野球の起源となる大日本東京野球倶楽部(現巨人)が発足して80年となるのを記念して「NPB80周年ベストナイン」を発表し、一塁手で選出された王貞治氏、三塁手の長嶋茂雄氏ら球史を彩った名選手らが壇上で表彰された。

 47年に制定されたベストナインの通算受賞回数の各ポジションごとの最多受賞者が対象。17度の受賞で「ミスタープロ野球」と呼ばれた長嶋氏は「光栄に思います」とあいさつ。思い出のシーンを聞かれると「陛下が初めてご覧になられた試合で打てたということ」と、昭和天皇による天覧試合となった59年6月25日の巨人―阪神戦(後楽園)でサヨナラソロを含む2本塁打した試合を挙げた。

 また通算18度選出され、通算868本塁打のプロ野球記録を持つ王貞治氏は「用具も満足じゃない中で礎を築かれた先人たちに感謝したい」と話した。健康上の理由で欠席した最多19度選出の野村克也氏からは「まさか、まさかの人生。好きな野球をやって、これ以上幸せな人生はありません」とメッセージが進行役によって代読された。

 ほかに投手は6度の故別所毅彦氏、遊撃手は9度の吉田義男氏、外野手は10度の福本豊氏、張本勲氏(スポニチ本紙評論家)らが選ばれた。

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2014年11月27日のニュース