阪神 若林忠志賞に今季限り現役引退の久保田氏

[ 2014年11月26日 05:30 ]

南球団社長(左)から若林忠志賞を授与される久保田氏

 阪神は25日、チーム内現役選手の社会貢献・慈善活動をたたえる若林忠志賞の第4回受賞者に今季限りで引退した久保田智之氏(33)を選んだと発表した。

 久保田氏は2009年から自身が暮らす大阪・高槻市や同市体育協会、同市野球連盟と連係し、少年野球の選手を甲子園球場などに招待。通称「久保田シート」に招いた少年少女は7296人に達した。費用は1800万円以上と概算される。

 大阪・福島のホテル阪神で開かれた球団納会で表彰式があり、記念盾と賞金100万円、活動資金100万円が贈られた。久保田氏は「すごい賞をいただき、光栄に思います。今後も子どもたちに夢を与えられるように貢献していきたい」と、活動の継続を約束した。南信男球団社長は「少年少女の健全な育成に寄与し社会的に賞賛に値する」と表彰状を読み上げた。

 ◆若林忠志賞 阪神が社会貢献活動やファンサービスに継続的に取り組み、優れた見識を持つ自チームの選手を表彰する制度として2011年7月に創設した。球団草創期から活躍し、グラウンド外活動でプロ野球選手として模範となった若林忠志氏(65年没)の功績を称え、命名した。毎年、選手1人を表彰、記念の盾と賞金100万円、活動資金100万円を贈る。

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2014年11月26日のニュース