能見 江夏塾に入門志願 来春宜野座キャンプ「直球の極意」学ぶ

[ 2014年11月23日 08:40 ]

<阪神ファン感謝デー>紅白戦でフルスイングする能見

 阪神の能見が、来春の沖縄・宜野座キャンプで臨時投手コーチとして招へいされる可能性がある江夏豊氏(66=野球評論家)に「直球の極意」を伝授してもらう考えを口にした。

 「(現役時代の)まっすぐの使い方は気になるよね。投球数の8割ぐらいが直球だったと思うのでね。インコース、アウトコース(の投げ分け)だったり、どういう意識でやっておられたのか聞いてみたいよね」

 現役時代の江夏氏は、変化球はカーブのみと、直球主体の投球で真っ向勝負を挑み通算206勝をマーク。能見も、追い求めるものは重なる。近年、キャンプ序盤の投球練習では変化球は封印し、直球だけを投げ込んでいる。「直球があっての変化球」という信念が根底にあるからだ。

 時代こそ違えど、直球へのこだわり、考え方は必ず参考になる。若手左腕への指導役として期待される同氏ではあるが、来季プロ11年目を迎える能見も積極的にコミュニケーションを図って収穫を手にする。

 「直球を抜いたりして投げていたと聞いたこともある。直球の極意じゃないけど、そういう話は聞いてみたい」

 同じ左腕として、そして偉大なタテジマの先輩として尊敬の眼差しを送ってきた“レジェンド”と合体し、更なる高みを目指す。

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