キヨシ監督ホレた ドラ3倉本に「高倉健さんの世界感じる」

[ 2014年11月22日 05:30 ]

中畑監督(右)の前で決意を述べるドラフト3位の倉本寿彦

 DeNAは21日、横浜市内で育成選手を含む新人8選手の入団会見を行い、中畑監督はドラフト3位の倉本寿彦内野手(23)に「ハマの健さん」として期待。また、日本ハムも札幌市内の札幌市時計台で新人9選手の入団会見を行った。

 寡黙な「ハマの野武士」に、中畑監督が一目ぼれした。この日に春田真オーナーと会談し、1年契約で正式にサインした指揮官は新入団会見に出席。ドラフト3位・倉本と初対面し、「亡くなった健さんの世界を感じる。顔つきが侍で、野武士のような強い男の印象がある。無口でいけよ!」と、10日に悪性リンパ腫のため死去した銀幕の大スター・高倉健さんになぞらえた。

 小学生の時にオークションで中畑監督のグラブが当たり、握手してもらった。倉本は「グラブは大切にしています。不思議な縁ですよね」。即戦力遊撃手に、球団の期待も大きい。背番号「5」は同じ遊撃手で2000安打を達成した石井琢朗(現広島内野守備・走塁コーチ)がつけていた。神奈川県茅ケ崎市出身の倉本は幼少の時から憧れていた選手の背番号を継承する。「元気の部分でアピールするのは苦手。存在感とプレーで貢献したい。開幕1軍でレギュラーを狙います」ときっぱり。不器用で口数は少ないが、ほとばしる闘志と堅守で定位置をつかむ。

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2014年11月22日のニュース