大谷、メジャー相手に4回2失点 最速160キロも悔しさあらわ

[ 2014年11月18日 20:33 ]

<侍ジャパン・大リーグ選抜>3回1死一、二塁、ロンゴリアに死球で天を仰ぐ大谷

 「2014 SUZUKI 日米野球」の最終戦となる第5戦が18日、札幌ドームで行われ、侍ジャパンは大谷翔平投手(20)が先発し4回を6安打7奪三振の2失点。20歳4カ月で勝利投手となれば、全日本選抜として68年の江夏豊(阪神、20歳5カ月)を抜き史上最年少勝利となったが、リードを許しての悔しい降板となった。

 12日の第1戦(京セラD)では8回に3番手でリリーフ登板し、3者凡退に打ち取って堂々の“侍デビュー”を果たした大谷。打者3人に対し全12球中10球が直球で、最速は159キロだった。

 中5日で上がったこの日のマウンド。初回、先頭のアルテューベに152キロ直球を右前打されたが、続くプイグを151キロ直球で、モーノーはフォークで、ロンゴリアは160キロ直球で3者連続の空振り三振に仕留めた。

 2回は先頭・サンタナに四球も、ペレスを154キロ直球で二ゴロ併殺打。7番・ゾブリストには粘られたが、8球目の144キロのフォークで空振り三振を奪った。

 3回、デューダに左中間二塁打、エスコバルに右前打を許し無死一、三塁のピンチを背負う。続くアルテューベに対する初球、直球が高めに浮いて捕逸で1点を献上。なおも無死三塁からアルテューベの遊ゴロの間に2点目を失った。その後、プイグの左前打と連続四死球で1死満塁とされたが、サンタナを154キロ内角低めの直球で見逃し三振、ペレスを155キロの外寄り直球で空振り三振に仕留めた。

 4回には2死からエスコバル、アルテューベに連打を浴び2死一、三塁とされたが、プイグを139キロのフォークで空振り三振に仕留めた。

 5回のマウンドには2番手・井納が上がり、大谷は68球で降板。4回を投げ終えてマウンドを降りる際に見せた悔しそうな表情が、すべてを物語っていた。

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