川崎宗則特別寄稿 “小さいなりの打法”を持つアルテューベに注目

[ 2014年11月17日 09:45 ]

東京ドームの巨人・原監督の写真の前でポーズをとる川崎

日米野球第4戦 大リーグ選抜6―1侍ジャパン

(11月16日 東京D)
 今季ブルージェイズで活躍し、その底抜けに明るいキャラクターで米国でも人気者となった川崎宗則内野手(33)が日米野球全5試合でスポニチ本紙に特別寄稿。川崎だけが知っているメジャーリーガーのマル秘情報や交友録を、ムネリン流に楽しく紹介します。

 アルテューベは、あの小さい体で本当に凄い。速球にも全く力負けしないで3安打。さすがは、今季両リーグ最多の225安打で、ア・リーグの首位打者。彼は体が小さい分、インステップして体をうまくひねる。あれは、体が相当柔らかくないとできない。

 打席内でもバットを揺らして、ヘッドの重みを感じて、リラックスすることも心掛けている。だから引っ張る打球に力があるので、本塁打も打てるし、ゴロもスピンがかかっていて捕りにくい。僕がサードを守っていた時でも、凄い鋭い打球が飛んでくる。体が小さいから、いろいろ工夫している。日本の子供たちも小さい体だからって、強い打球を打つことを諦めないでほしいね。

 1番のアルテューベはベネズエラ出身で、2番に入って3安打のプイグもキューバ出身。今回の来日メンバーもラテン系の選手が多いね。彼らは本当に仲がいい。守備練習中によく外野付近で並んで、グラブを手に話している光景を見るでしょ。あれ、「メジャーのお茶会」って言うんです。母国語のスペイン語を話したいから、みんなで集まってたわいもない話を延々とする。僕も、チームではそのお茶会によく参加する。スペイン語の勉強にもなるし、僕は日本語を教えたりする。大事な交流会ですよ。

 ラテン系の選手は試合後にホテルで部屋飲みするのも大好き。サルサを大音量で流して、ガンガン踊って。実はそのサルサの踊りが意外とトレーニングになる。結構、激しく動くからね。僕も取り入れていて、日本時代に試合後にやっていた素振りの代わりになっている。サルサの踊りは、膝を鍛えるいいトレーニングにもなる。それが彼らの超人的な守備につながっているのかもね。

 今回、ラテン系チームのリーダーは、やっぱりカノ。でも、第3戦で骨折しちゃって、残りの試合に出場できないのは残念…。彼のプレーは一級品だし、日本のファンには本当に見てほしいから。いつも最初の打席に立つ時、バットの先っぽで自分のレガースを軽く叩いた後、キャッチャーのレガースも叩くんです。あれは「きょう、よろしくね」というあいさつ。ラテン系選手に多いしぐさです。毎回やるから、今度カノのプレーを見る時は注目してね。 

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