広島・新井 8年ぶり復帰に批判覚悟「結果と姿で示す」

[ 2014年11月15日 05:30 ]

ユニホーム姿でポーズをとる新井

 阪神から広島に移籍した新井貴浩内野手(37)が14日、マツダスタジアムで入団会見に臨んだ。涙のフリーエージェント会見から7年。自由契約の道を選び、古巣への復帰を決断したベテランは「育ててもらった球団で燃え尽きたい」と力強く決意を語った。年俸は2000万円(推定)。背番号は「28」に決まった。

 赤いユニホームに再び袖を通した新井は「身が引き締まる思いです」と率直な思いを口にした。広島を去る決断に涙を浮かべた7年前とは対照的に、一語一語をかみしめながら、しっかりした口調で受け答えした会見。言葉には、勝負に懸ける強い決意がにじんだ。

 「ありがたい言葉を真っ先にかけていただいた。プレーで感謝の気持ちを表したい。初心に帰り、泥だらけになって若手と競争していきたい」

 07年オフに阪神へFA移籍。当時は広島ファンから数多くの批判を浴びた。「7年前のことは今でもハッキリ覚えています」。そうした過去を受け入れ、阪神退団を決意後に上がった古巣からの獲得名乗り。「うれしかったけど、自分の立場で戻っていいのか…」。07年と同様に悩み抜いた。

 順調なら来季、FA権を三たび取得する。新天地で頑張り、カープから帰って来いと言ってもらえるなら、FA宣言して戻る。そんな理想に思いを巡らせたことも。最後は、広島でもう一度野球がやりたい…という思いに従い、覚悟を決めた。

 今回、復帰を歓迎する声があれば、批判の声もある。新井はすべて承知だ。後者の信頼を取り戻すのに何が必要か…との質問には「もちろん結果を出すこと。それと姿で示すことだと思います」と言葉に力を込めた。

 「もう一度レギュラーを目指して勝負したい」と望んだ故郷での舞台。来季年俸は今季2億円の10分の1だが「全然関係ない」。残り146本となった2000本安打にも「個人記録のために野球をやることはない」と言い切り、V獲りへの貢献を誓う。秋季キャンプ中の緒方監督にはこの日、電話で入団を報告し「頼むゾ」という言葉を受けた。恩返しと再起を誓う、37歳の挑戦が始まる。

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