広島ドラ1、中部学院大・野間が3安打!中日ドラ2左腕に“勝利”

[ 2014年11月15日 05:30 ]

<九州産業大・中部学院大>勝利しグラブをたたいて喜ぶ中部学院大・野間

明治神宮大会第1日大学の部・1回戦 中部学院大4―2九産大

(11月14日 神宮)
 神宮で開幕し、高校の部2試合、大学の部2試合が行われた。2年連続出場の中部学院大は延長10回、タイブレークの末に九産大を4―2で下して初戦突破。今秋ドラフトで広島から1位指名を受けた野間峻祥(たかよし)外野手(4年)が3安打を放ち、2年連続の8強入りに導いた。創価大は富士大を9―2の7回コールドで破り、準々決勝に進出した。

 ドラフト1位の貫禄だった。タイブレーク方式で1死満塁から始める延長10回。先頭で打席に立った3番の野間はフルカウントから勝ち越しの押し出し四球を選んだ。

 「投げた瞬間、ボールと分かりました。1点取れて良かった」。1年前の同大会1回戦・関学大戦でもタイブレークとなった延長10回に先頭で勝ち越しの右前打。2年連続で決勝点を挙げた左の強打者は初回、4回に50メートル5秒8の俊足を生かして内野安打で出塁した。6回にはスライダーを中前に打ち返し、中日のドラフト2位左腕・浜田に3安打を浴びせた。

 プロ入り前の「前哨戦」に完勝。それでも、広島から1位指名された野間は「全国にはいい投手しか出てこない。(浜田は)気にしなかった」と頼もしいセリフだ。原克隆監督も成長を認める。「ドラフト前はいいところを見せようと振りが大きかったけど、スイングがコンパクトになった。自分の打撃を取り戻した」。次戦の準々決勝では、阪神からドラフト3位指名された右の強打者・江越擁する駒大と対戦するが、主将の野間は言った。「優勝だけを目指します」。その言葉は力強く、たくましかった。

 ▼九産大・浜田(6回1/3を1失点)野間は凄く意識していて、抑えてやろうと思ったけど完全に打たれた。

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